専修大学、5年で無期転換を全対象者に認める

専修大学は、イノベ法を根拠として、非常勤講師の無期転換を5年ではなく、10年経ないと認めないと主張していました。これに対し、当組合の支援のもと、小野組合員が、5年で無期転換を認めるよう専修大学に裁判を起こしました。小野組合員は、一審の東京地裁、二審の東京高裁と続けて、勝訴しました。専修大学は最高裁へ上告していましたが、2023年3月、最高裁はこれを棄却し、小野組合員の勝訴が確定しました。

この判決を受けて、専修大学は、2023年7月に人事課からの学内メールにて、5年での無期転換を全対象者に認めることを表明しました。これは、大学が頑なに固執していた10年での無期転換を断念したことを意味します。裁判による運動を通じて、専修大学で働く非正規労働者の権利が拡充しました。専修大学に勤務している対象者は、ぜひ無期転換の申し込みを行ってもらえたらと思います。

最高裁が専修大の上告を棄却。非常勤講師の5年無期転換拒否が違法であると確定。

小野組合員のコメント「このたび勝訴できたのは、組合員の皆さんの長期にわたる支援のおかげです。この裁判を通じて、団結することの大切さを痛感しています。雇用問題でお悩みの方は、ぜひ当組合にご相談ください。」