青山学院との団体交渉で講師給の引き上げを実現

1コマ月額1600円の増額

首都圏大学非常勤講師組合と大学等教職員組合は、昨年12月13日に青山学院大学と団体交渉を行いました。懸案となっていた講師給の引き上げで重要な成果がありました。

2022年度より講師給の1コマ当たり月額1600円増額するとの回答です。52歳~56歳では月額3万円が3万1600円となります。組合側は、回答を評価するとともに、引き続き2023年度以降も講師給の引き上げを実施し、外国人講師給との格差を是正するよう求めました。

なお、今回の改定で最高号俸の9号俸(62歳以上)は、3万3200円となりますが、1号俸(27歳未満)は2万8千円で、3万円を大きく下回っています。引き続く改善で、3万円以下の号俸を無くすよう要求していきます。

今回の青山学院大学の講師給引き上げは、千葉工業大学の2019年度、2020年度の1コマ月額2000円づつの引き上げ(1コマ月額3万円の水準を実現)、早稲田大学の講師給1割の引き上げに続くものです。外国人講師給との格差を是正すること、また、3万円以下の講師給を無くすことを中心に処遇改善を求めてきた両組合の活動の成果です。